メールマガジン「ベトナム株情報」 
VOL.62
2010.1.26


このメールは、会員登録をしてくださった皆様にお送りしております。



旧正月(テト)のハノイ・ホーチミン両証券取引所休場日および
ベト株ドットコム休業日のお知らせ


ハノイ・ホーチミン両証券取引所の旧正月(テト)の休場日を下記のとおり
お知らせいたします。

◎2010年2月15日(月)~19日(金)

これに伴い、ベト株ドットコムもこの期間休業させていただきます。
また、2月16日(火)のメールマガジン配信もお休みませていただきます。
期間中にいただきましたお問合せの返信は2月22日(月)となります。

ご迷惑おかけいたしますが、何卒ご了承いただきますよう願いいたします。

2010年1月より、キャピタルゲイン課税スタート 
 
2010年1月以降、株式を譲渡する場合、証券譲渡益に対する個人所得税を
納税することになりました。納税方法は以下のとおりです。
①キャピタルゲイン課税・譲渡額の0.1%
または
②取得価格と譲渡価格の差額の20%相当)

②を選択した場合でも毎回の譲渡の際、譲渡額の0.1%が一時的に控除さ
れます。
 
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いつも「ベトナム株情報」をご利用いただき、誠にありがとうございます。
 
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した記事をピックアップして毎週火曜日にメールマガジンを配信しております。
 
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CONTENTS
 
01. 銀行業界、増資と利益率維持のジレンマ
02. カテゴリー別 週間☆アクセスナンバーワン!ニュース
      (1月18日~1月24日)
      セレクト<見る素材>
03. 噂のうわさ話
      BHS(ビエンホア製糖)
     ※今週の噂のうわさ話は「メールマガジン「ベトナム株情報」
        VOL.61」と同じ内容をお届けしています。
04. サイゴン・街角風景
      「食堂の看板男!」
 
 

01.銀行業界、増資と利益率維持のジレンマ

  利益率は企業の業績を見るうえで非常に重要な指標であり、銀行も同様である。しかし
国家中央銀行による、銀行の最低資本金を3兆ドンとするという規定により、今後増資後
に利益率を維持できるかというのが銀行の悩みになっている。

  2009年はベトナム銀行業界にとって成功した年だといえるだろう。世界的な経済不況
のなか、ほとんどの銀行が利益計画を達成した。しかし2010年はどうだろうか。

  自発的増資と強制的増資

  ある銀行の頭取によると、営業活動を拡大するために増資は不可欠だという。世界的
メガバンクは巨額の資本金を有しているが、これらの銀行も元はといえば数々の増資を
繰り返し現在に至っているのである。

  ベトナム銀行協会のファム・フイ・フン会長によると、1994年時点で最も資本規模が大
きい商業銀行の資本金は4,000億ドン、最も小規模な銀行で3,000億ドンであったが、
現在までに国営商業銀行は31回の増資をおこない、株式商業銀行の資本金は7行が資
本金5兆ドン(約247億5,000万円)超、18行が2兆ドン(約99億円)から5兆ドンになった。

  しかし、これらの増資は銀行自身が望んで実施した以外にも、2006年の政府決定によ
るものと最近公布された中銀の銀行に対する最低資本金規定により、強制され実施する
もある。

  もしその増資が銀行自身による決定で行われる場合、通常増資前には、増資方法と増
資資金の活用方法とを勘案した上で、さらに株主利益を維持しながらどのようにして増資
を成功させるかということを綿密に計画する。しかし規制のため強制的に増資が行われる
場合には、増資の成功と資金の活用方法ともに満足できる結果を残すことはできないだ
ろう。

  大規模増資銀行の利益率維持は?

  専門家によると、2009年1月から2010年1月までの1年間に2回増資を実施し、資本金
を5,530億ドン(約27億4,000万円)から1兆1,330億ドン(約65億8,000万円)、そしてさら
に3兆3,990億ドン(約168億3,000万円)に増資をした銀行もあるという。

  資本金を6倍にした場合、旧資本金時の利益効率を維持するのも容易いことではないは
ずなのに、新資本金を基準にした利益率を向上させるなど普通は考えられないだろう。

  現在資本金が1兆ドン(約49億5,000万円)から2兆ドンの銀行は、まもなく1.5-3倍増
資に相当する3兆ドンへの増資を行う。2010年の貸付成長率が25%までと指導されてい
る現状、これらの銀行は相当な努力を払わない限りは現在の利益率維持を実現することは
厳しいだろう。


  Nam Le, VnEconomy, Cafef, 21/01/2010
 

02.週間☆アクセスナンバーワン!ニュース
              (1月18日~1月24日)
 
このコーナーでは、前週のベトナム株情報(www.viet-kabu.com)のアクセス数の
多かった記事を紹介いたします。


■セレクト<読む素材>
テト旧正月前にVNインデックスは500を突破?
[2010/01/23 JST更新]
http://www.viet-kabu.com/news/vietselect/100122090736.html
 
  バンベト証券(Cong ty chung khoan Ban Viet)投資分析部長チン・タイン・カン氏
の意見

  一部の投資家にテト旧正月休暇を早めにとりたいとする心理があり、また、その他の
投資家も2010年1月のインフレ上昇率及び金融政策に関する情報を見極めたいとして
いる状況において、証券市場は引き続き大幅に下落しました。このところ、売り注文は
増加していますが、購入希望者は株価がもっと下落することを期待しています。

  現時点で証券市場への資金流入は特段変わったことはありません。国家中央銀行は
2ヶ月に亘って柔軟な金融締付け政策を実施していますが、時によって、銀行システム
の流動性を確保するため資金も放出しています。インフレ及び基準金利等のマクロ経済
に関する情報は今後の証券市場の市況を決定する要素になります。

  しかし・・・・ 
 
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■セレクト<読む素材>
SSI、2009年度連結利益は前年比221.6%増
[2010/01/23 JST更新]
http://www.viet-kabu.com/news/vietselect/100122075050.html
 
  サイゴン証券[銘柄コード:SSI]は2009年第4四半期業績及び2009年連結業績を次
の通り発表した。

  2009年第4四半期業績

  ・営業収益:4,621億5,000万ドン(約22億6,500万円)
(前年同期比:143.02%増)

+投資による収益:1,936億7,000万ドン(約9億4,900万円)
+ブローカー業務による収益:805億5,000万ドン(約3億9,500万円)
+ファンド運用活動による収益:704億2,000万ドン(約34億5,200万円)
+コンサルティング業務による収益:463億9,500万ドン(約2億2,700万円)
+引受業務による収益:90億1,680万ドン(約4,400万円)
+その他の収益:613億4,089万ドン(約3億100万円)

  ・費用:1,765億9,000万ドン(約8億6,600万円)
+証券投資損失引当金:535億9,000万ドン(約2億6,300万円)

  ・粗利益:2,855億6,000万ドン(約14億円)
(前年同期比:6倍増)

  ・合弁会社への出資による利益:228億3,000万ドン(約1億1,200万円)
(前年同期:-219億ドン(約-1億700万円))

  ・税引前利益:3,066億4,000万ドン(約15億300万円)
(前年同期比:16倍増)

  ・税引後利益・・・・ 
 
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03.噂のうわさ話
 
※くれぐれもお取り扱いにご注意ください!!
現地投資家は何を考え、何に基づいて投資をするのか?いろいろと推察しながら、
しかし、あくまでも「噂として」お楽しみください。
 
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けに配信しているメールマガジン「ベトナム株通信」の過去記事をご提供いただい
たものから「ベトナム株情報」が独自に選んだ、おもしろい噂を組み合わせて掲載
しています。
 
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※今週の噂のうわさ話は「メールマガジン「ベトナム株情報」 VOL.61」と
同じ内容をお届けしています。

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ベトナム現地投資家のうわさ話・BHS(ビエンホア製糖)の巻!
  (2010年1月14日発行ベトナム株通信第958号より)
______________________________
 
  2009年には2.2倍に上昇した国際砂糖価格、今年は「穀物の年」とも言われてお
り、サトウキビは、昨年に引き続きバイオ燃料原料と砂糖原料という両面から注目さ
れている。ミクロ的には、製菓各社が旧正月に向け、来客のもてなし用や贈答用の砂
糖がたっぷり詰まった菓子類をフル回転で行っており、砂糖需要は急上昇中、という
わけで製糖銘柄への注目度アップは必然か!?。

 
BHS(ビエンホア製糖)■↑

  今年のBHSの利益は少なくとも1,500億ドン(約7億5,000万円)に達するはず。10月・
11月の売上高と利益がそれぞれ3,520億ドン(約17億6,000万円)・185億ドン(約9,250
万円)に達したと発表したが、実際にはもっと多いだろう。第4四半期の売上高と利益
はそれぞれ5,000億ドン(約25億円)・750億ドン(約3億7,500円)が目標である。しかし
年末には製菓・清涼飲料水生産企業は、旧正月用に、増産する。価格が上がっている
現在、販売高はどうなっているのか。
  今年の利益は1,530億ドン(約7億6,500万円)、EPSは8,200ドンと見ている。



04.サイゴン・街角風景
 
毎週、ベトナムのほのぼの写真をお届けいたします。
今週は「食堂の看板男!」です。


 
ユニークでかわいらしい看板を出している
食堂を発見!懐かしい感じの色合いや絵
の様子は、まるでフランスのヴィンテージ
ポスターのよう!

彼の名前jは「ミスター・太っちょ(Ong
Map)」

すげ笠をかぶったゴキゲン顔で、嬉しそう
にどんぶりを抱えている姿がなんとも微笑
ましい。

Nguyen Thi Minh Khai(グェン・ティ・ミン・カイ)
通りにて。

(photo by C*M)

 

 

 今回は、ここまでです。
 最後まで、お読みいただきましてありがとうございます。

今後とも、「ベトナム株情報」をよろしくお願いいたします。

______________________________
 
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